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EDGUY / Tinnitus Sanctus
![]() | Tinnitus Sanctus (2008/11/17) Edguy 商品詳細を見る |
今やジャーマンメタルの代表格として語られることもあるEDGUY。
元々は所謂メロスピとして括られていた彼らでしたが、最近の作品の傾向からして正統派ヘヴィメタルと称されることも増えてきました。
そんな彼らの2008年発表の8thアルバム
http://www.myspace.com/edguy
1. Ministry Of Saints
2. Sex Fire Religion
3. The Pride Of Creation
4. Nine Lives
5. Wake Up Dreaming Black
6. Dragonfly
7. Thorn Without A Rose
8. 9-2-9
9. Speedhoven
10. Dead Or Rock
11. Aren't You A Little Pervert Too?
アメリカンなメロディと疾走感のほとんどない、メロハーっぽい路線で不評だった前作「Rocket Ride」。
ただのメロスピから脱却して正統派の音に近づき、大好評を博した前々作「Hellfire Club」。
今作はどちらにも属さない、ある意味進化し続けるEDGUYっぽい作品だと思います。
と、いうか非常にバラエティに富んでいてアルバム全体ではなんとも言えない音楽性です。
重い重いのモダン・ヘヴィネス調のリフで始まるオープニングを飾る2曲には驚きました。
EDGUYの路線はコッチにいったか!
と思いましたが、サビの部分は従来のEDGUYっぽい感じです。
本当に雑多な音楽性で、サビを分厚いコーラスをのせて歌い上げる曲、前作の延長線上にあるメロハーっぽい曲、正統派なジャーマンメタルの曲。
それでもやっぱりEDGUYです。
曲の中でも音楽性がコロコロ変わります。
メロスピっぽい曲かと思いきや、ハードロックっぽい曲に変わり、またもやスピードチューンに戻ったり・・・・・・
しかし基本的にはミドルテンポで、疾走チューンが足りません。
ミドルチューンで進むEDGUYの音楽性は、やはり多少「退屈」が付きまとってしまいます。
今作では音楽的バラエティの豊富さでその点を多少なりともカバーできていると思いますけど。
ただ、音楽的が雑多ことに対しては可も無く不可も無くですが、作品としては中途半端かもしれません。
やはり色々な路線をアルバムに取り入れるのであれば、その一つ一つが完成してからのアルバムの完成だと思います。
成長途上、という言い方はよろしくないかもしれませんが、まだ伸びが着たいできるという意味をこめて、彼らは未だ成長途上のバンドだと思います。
ボーナスのライブ盤は素晴らしいです。
総評:65点
キャッチー:85点
バラエティ:90点
悪いとはいいませんが、彼らにはまだできる事があると思います
作品としては非常に面白いです
tag : ジャーマン・メタル
YNGWIE MALMSTEEN / Perpetual Flame
![]() | Perpetual Flame (2008/10/14) Yngwie Malmsteen's Rising Force 商品詳細を見る |
ご存知ネオクラシカルメタルの元祖、インギー様の2008年15thアルバム。
彼の知名度は日本でもかなり高く、以前はTV番組にも出演していたり、オリコンチャート上位にも度々食い込みます。
メタルとしては結構異例ですよね。
http://www.myspace.com/yngwiemalmsteen
1. Death Dealer
2. Damnation Game
3. Live to Fight (Another Day)
4. Red Devil
5. Four Horsemen (Of the Apocalypse)
6. Priest of the Unholy
7. Be Careful What You Wish For
8. Caprici Di Diablo (Instrumental)
9. Lament (Instrumental)
10. Magic City
11. Eleventh Hour
12. Heavy Heart (Instrumental)
もはやこの作品の路線なんて言わなくても分かるとは思いますが、相変わらずのインギー路線ですw
この作品からボーカルに元JUDAS PRIEST、ICED EARTHのTim Ripper Owens、そしてキーボード元DREAM THEATERのDerek Sherinianが加入してますね。
と、言ってもDerek Sherinianは早速脱退していますw
アルバム製作のためだけの要員だったのでしょうか。
プロデューサーとしてはHALFORDやBruce Dickinson、JUDAS PRIESTのAngel of Tributeなどで有名なRoy Zを起用してますね。
Roy Zを起用したからといって何も音楽性が変わることなんてありえませんw
なんせインギー様なので、誰をプロデューサーにしても方向性が変ることなんてありえないでしょうね。
で、まずボーカルですが、僕はティムを結構高く評価しているのですが、過去のインギー作品のボーカルと比べるとやはり異質なものがあります。
今までは基本的に綺麗に歌い上げるボーカルが多かったのですが、ティムは力一杯歌い上げる感じの歌い方で、まあこれもインギの意向なんですけどね。
正直、多少表現力不足って感じはします。
全てが力をこめて歌う感じなので、例えば4曲目みたいなキャッチーな曲には合わない気がします。
ただヘヴィな曲では結構合っています。
しかし全体的にはティムに対していい評価を与えていない人のほうが多いでしょう。
そしてギターはいつも通り素晴らしいものを聞かせてくれます。
ただ同じフレーズに聞こえてしまうのはもはや仕方が無いですよねw
でもやっぱり彼ほどフレージングセンスのある速弾きギタリストはあまりいないと思います。
楽曲構成を。
1曲目に代表される疾走チューンや、4曲目などのキャッチーな曲、そして9曲目などのスローテンポな曲。
バラエティは豊富です。
が、後半にインストが固められていたり、インギー様自身が歌う10曲目など、ちょっと曲順を変えて欲しいなとは思いました。
ちなみにインギーの歌声ですが、ブルージーな歌い方で、渋く、低い感じの声です。
しかしなんといっても音質がいつも通り悪いですね。
これは何とかならないのですかね。彼の音楽をSHM-CD化しても何も変わらない気がw
特にパっとする点などはありませんが、最近の作品にしてみたら結構意欲的な作品じゃないでしょうか。
ボーカルを考慮するなら、もう少しヘヴィな曲だったらかなりいい作品になったんじゃないでしょうか。
近年ではあまり出ていなかったドラマティックな感じが今作では結構出ています。
昔の路線に多少回帰したと言ってもいいと思います。あんま変わりませんけどねw
普通のアーティストならマンネリすぎてもはや誰も聞かないくらいだと思いますが、それでも売れ続けるインギーはやっぱり凄いんでしょう。
あとはジャケで自身の写真を使うのをやめた方がいいことくらいですね。
総評:78点
インギー:85点
ティム:60点
まあ彼に外れの作品はないでしょうね
tag : 速弾き
SATYRICON / The Age Of Nero
![]() | The Age of Nero (2008/11/11) Satyricon 商品詳細を見る |
最近では続々と日本盤も出るようになってきたブラックメタルですが、そんなブラックメタルの中で最も有名だと思われるSATYRICON。
メンバー構成は2人
Vo、Gt、Baの全てを担当している天才Satyrと、屈指の超絶延々ブラストドラマーFrostのみ。
Extreme the Dojo Vol.16、Loud Park 07、そして2009年3月予定の単独来日!
SatyrとFrostも美形ということで女性の方にも人気だそうです。
そんな彼らの2008年発表の作品。
http://www.myspace.com/satyricon
1. Commando
2. The Wolfpack
3. Black Crow on a Tombstone
4. Die by My Hand
5. My Skin Is Cold
6. The Sign of the Trident
7. Last Man Standing
8. Den Siste
Limited Edition Bounus
1. My Skin is Cold (EP Version)
2. Live Through Me (Live)
3. Existential Fear-Questions (Live)
4. Repined Bastard Nation (Live)
5. Mother North (Live)
6. The Pentagram Burns (Radio Edit)
7. Last Man Standing (Guitar Wall mix)
8. Den Siste (Analog mix)
9. The Pentagram Burns (Video)
10. K.I.N.G. (Video)
はじめに言っておくと、路線は前作路線です。
インタビューでSatyrが語っている通り、彼らは以前のようなただ単にファストな曲(そんなことないと思いますが)をやらず、ブラックメタルというジャンルに囚われない独自の「SATYRICON」という音楽性を作り上げていくそうです。
つまりは以前のようなモノはやらない、ということですね。
旧来のファンにとっては受け入れがたい方向性ではありますが、一度受け入れてしまえば不思議と何度も聴いてしまうような高品質のものに認識が変わりますよ。
僕もその例ですw
おどろおどろしい邪悪なリフ、それに伴う邪悪なボーカル、さらに不穏な空気作りに貢献しているミドルテンポのドラム。
全てがうまい具合に絡み合っていて、さすがだなという印象を受けます。
個々に凄い、とかそういう感じはあまりありません。
統一性があって、全てが同じ雰囲気・楽曲構成に貢献していると言った感じでしょうか。
とにかく非常に整合性があって、何かが先行したりしないです。
しかし敢えて特筆するとするなら、やはりSatyrのボーカルとFrostのドラミングでしょう。
Satyrのボーカルはブラックメタル特有のがなり主体の言うなればブラックボイスですが、他の追随を許さないほど邪悪な声をしています。
多少癖はありますが、だからこそ癖になります。
Frostは超絶ドラマーで有名ですが、ミドルテンポのドラミングも味わい深いものがあって非常にいいです。
しかし曲調がミドルテンポでも、ツーバスだけは激速だったりします。
そしてなぜか全く違和感はない。
そこはSatyrとFrostの楽曲構成のうまさの賜物ですね。
欠点を挙げるとするなら、雰囲気を重視した音楽性なので仕方が無いことではありますが、頭一個分出ているような特筆するべき曲がないことですね。
全て同じに聞こえる、というわけではありませんが、曲調は全て同じです。
それだけ音楽性に対しては初志貫徹であるというわけですけどね。
総評:88点
雰囲気:95点
統一感:90点
初期ファンには受け付けない作品ではあると思いますが、ハマれば抜け出せませんw
DEMON / Night Of The Demon
![]() | Night of the Demon (2002/10/21) Demon 商品詳細を見る |
知る人にとっては馴染み深い名前ですが、特に最近のメタラーは分からない人が多いんじゃないでしょうか。
僕も最近のメタラーに入るのでしょうけどねw
このアルバムの発売が1981年、ということでNWOBHM真っ只中のバンドでして、NWOBHMバンドの中では数少ない今も活躍し続けている(?)バンドです。
http://www.myspace.com/demonband
1. Full Moon
2. Night of the Demon
3. Into the Nightmare
4. Father of Time
5. Decisions
6. Liar
7. Big Love
8. Ride the Wind
9. Fool to Play the Hard Way
10. One Helluva Night
11. Wild Woman [*]
12. On the Road Again [*]
13. Liar [First Recording][*]
14. Night of the Demon [1988 Remix][*]
イントロのFull Moonは、悪魔的なイメージでまさにDEMON!って感じですが、タイトルトラックの2曲目が始まるとちょっとテンション違いに驚きます。
禍々しいイントロが幕を閉じて始まるのは、悪魔的なイメージは一切なく叙情的で哀愁溢れる泣きのギターに、渋めで硬派な感じのボーカル。
ポップで軽快なリズムにキャッチーなメロディで、とてもDEMONとは思えない正統的なNWOBHMサウンドです。
個人的にこのボーカルが好みです。
多少濁った感じの硬派な声。男って匂いがします。
しかしそれよりここで特筆したいのは、ギターです。
リフが叙情的、ソロが叙情的。
それは勿論当然のことですが、これは歌が入ってるときのバッキングも叙情的です。
つまり、言い換えるならば「常に泣いているギター」ですね。
”超”叙情的なこのバンドはそこらへんのバンドとは一味も二味も違います。
しかし逆にギターが常に泣きすぎているので一つ一つのフレーズのインパクトが足りない気もします。
それゆえに楽曲も神作と思わせるようなインパクトの強いものはなく、基本的に佳作です。
(まあ佳作でもいいんですけどね。)
まあ、佳作と言えどアルバム全体のクオリティは当時としてもかなり高めの水準だと思いますので、買って損はないでしょうね。
しかしジャケ買いだけはしないようにw
何度も言うようにジャケとは正反対のキャッチーでポップな直球のハードロック系スタイルの音楽なのでw
総評:85点
哀愁度:90点
NWOBHM度:100点
僕は懐古趣味なのかも知れませんね。。。どうもこう古臭いのに弱いんですw
INDEX <点数順>
バンドのレビューを探したいときにめんどくさいと思うので、ここに書いたレビューを点数順に書き記しておきます。
100点
90〜99点
80〜89点
88点 SATYRICON / The Age Of Nero
85点 DEMON / Night Of The Demon
70〜79点
78点 YNGWIE MALMSTEEN / Perpetual Flame
60〜69点
65点 EDGUY / Tinnitus Sanctus
50〜59点
55点 NITRO / O.F.R.
40〜49点
30〜39点
20〜29点
10〜19点
0〜9点
100点
90〜99点
80〜89点
88点 SATYRICON / The Age Of Nero
85点 DEMON / Night Of The Demon
70〜79点
78点 YNGWIE MALMSTEEN / Perpetual Flame
60〜69点
65点 EDGUY / Tinnitus Sanctus
50〜59点
55点 NITRO / O.F.R.
40〜49点
30〜39点
20〜29点
10〜19点
0〜9点








